香りのひとことコラム ~フランキンセンス~
クリスマスに部屋を香りで飾るとしたら、シナモンやオレンジの香りが華やいで温かい印象を与えるでしょう。お食事の邪魔もしないし、むしろ食欲もわくかもしれません。
ヨーロッパのクリスマスはやはり日本とは違って、特にカトリックなどはもっと質素で厳かなことはよく知られています。今日はそんな気持ちを少し味わいたくて、フランキンセンスの香りを部屋で焚いていました。たまたま昨日の『世界遺産』を観ていたら、キリスト教の三大聖地のひとつと言われているスペインのとある町の特集だったのですが、大聖堂で巨大な香炉を使って薫香をしていました。きっとあれはフランキンセンスだったに違いありません。 ☆フランキンセンス(乳香) カンラン科 精油は樹脂から抽出されます。 これは生後間もないキリストに献上された3つの贈り物のうちのひとつです。エジプト人も儀式の薫香として使っていたり、ユダヤ人も儀式で使っていたなどという記録も残っているそうです。少し宗教色の強い意味合いがありますが、香りはとても澄んでいて心を鎮めてくれます。呼吸を深くすることによって、緊張を解きほぐし深いリラックスに導いてくれます。 年の瀬は何かと忙しくイライラしがちですが、ちょっとここでフランキンセンスを使って気を鎮めることによって心を解き放すと、より活力を与えてくれることでしょう。 クリスマスにとリクエストが多い香りのひとつです。 【参考文献:「スピリットとアロマテラピー」フレグランスジャーナル社】 text by yukiko tsukada
by message_aroma
| 2007-12-24 23:45
| コラム
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